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第1回研究会開催のお知らせ

学会では2023年度第1回研究会を以下の通りに開催致します。非会員の皆様も参加可能ですので、ふるってご参加下さい。
(問い合わせ先:jimu@jsthe.org)

参加ご希望の方は下記URLよりフォームにアクセスいただき、ご登録ください。
https://forms.gle/j4ALVHxtQEZGnvMx5

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1.日時:2023年9月9日(土)15:00-17:00

2.開催方法・会場
・開催方法:リアル会場にて対面開催(但し、オンライン対応あり)
・リアル会場:明海大学 浦安キャンパス 講義棟 2 階 2204 講義室
(〒279-8550 千葉県浦安市明海 1)

https://meikai.ac.jp/access/

3.研究会テーマ「観光コミュニケーション」
2023年3月の全国大会においては「言語とコミュニケーション」をテーマとしたワークショップで活発な議論が交わされたことが記憶に新しい。旅行需要が急速に回復する中、観光人材は以前に増して不足しており、宿泊施設などの観光の現場では、適切なコミュニケーション能力を備えた人材の確保と育成が喫緊の課題となっている。そこで、本研究会では、ホスピタリティ人材に必要なコミュニケーションスキルはどこまで可視化できるか、具体的にどのような知識やスキルが求められるかという問題を掲げ、理論と実践という2つのアプローチを通して議論する場を提供したいと考えている。

4.プログラム 司会:岩田 聖子(大阪医科薬科大学)

15:00-15:10 開会の辞  中井 延美(明海大学)

15:10-15:35 話題提供① 藤田 玲子(成蹊大学)
<共同研究者>
綛田はるみ(横浜商科大学) 田中直子(北星学園大学短期大学部)中井延美(明海大学)林千賀(城西国際大学) 森越京子(北星学園大学短期大学部)
タイトル:ホスピタリティ・コミュニケーション教育のフレームワークの提案
発表概要:
本学会の観光コミュニケーション分科会のチームでは、2020~2021年度に学会の研究助成制度を利用して、接客場面における外国語コミュニケーションの要素について調査を行った。また並行して、科学研究費の助成を受け、観光現場のコミュニケーションのコンピテンシーの評価票を作成することを目的に研究を実施した。2つのプロジェクトを通じ、ホスピタリティを提供するコミュニケーションに関わる様々な要素を抽出した。外国語(英語・日本語)については、CEFRの指標を援用してレベル付けを行い、人材教育において目指すべき言語レベルを明らかにした。また、抽出されたコミュニケーションに関わる様々な要素を分類し、ホスピタリティ人材育成のために必要なコンピテンシーとしてCan-Do リストの形式で示した。本発表では、当該研究から得られた知見を統合した「ホスピタリティ・コミュニケーション教育のフレームワーク」を提案し、観光現場でホスピタリティを発揮するために身に付けるべき知識・スキルといったコンピテンシーについて皆さんと一緒に考えていきたい。

15:40-16:05 話題提供② 川村 一司(明海大学)
タイトル:ホスピタリティ業界のサービス評価と現場の実情
発表概要:
川村氏は、20年以上に亘り、ホスピタリティ業界において、旅行会社、レストラン、航空、ホテル等と広く経験と知識を得る機会に恵まれてきた。ホテル業界のミシュランといわれるフォーブストラベルガイドにおいて、最高ランクの5スターに認定されたパレスホテル東京においてコンシェルジュチームを率いながら、いわゆる富裕層ゲストの対応に専門的に携わってきた。かねてより、富裕層という民族や国があるわけではなく、要はどれだけ個別の要望を察知して、それにどのように最大限に対応するかということが問われているのだと提唱している。たとえば、藤田他(2023)が提示するホスピタリティ・コミュニケーションのCan-Doリストには、スタッフの必要な対応能力として「ゲストからの要望に対し、応えられない場合は代案を提示するなどして、ゲストの心理に寄り添ったコミュニケーションを図ることができる」と規定されている。では、実際にそれがどのように評価され、現場で実現されるものであるのか。時間の許す限り川村氏にお話しいただき、皆さんと一緒に考えていきたい。

16:15-16:50 議論
16:50-16:55 総括

16:55-17:00 閉会の辞 福本 賢太(阪南大学)



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